第一回目のジャーナルではデザインに至るまでの思考をお届けします。
レムのジュエリーは自然が織りなす美しい情景や壮大な造形美、
神秘的な一瞬の自然現象からデザインの着想を得ています。
いままでのコレクションでも”波”や"アイスバブル”、
今季の”雪解け”など自然現象をテーマにジュエリーに落とし込んでいます。
これはデザイナー自身の自然への敬意から表現されています。
新緑から注ぐ木漏れ日、夕暮れの漣の海岸、波紋ひとつない雪湖畔、
目まぐるしい流行過多な日々が些細に感じる瞬間を自然は与えてくれます。
デザイナー自身も様々な土地を訪れ、自然の壮大さに魅入られました。
レムが自然を題材にする背景には、デザイナーの体現をジュエリーに落とし込むことで、
身近に自然を感じて欲しいという願いも込められています。
昔からジュエリーは記念のために贈られたり、勲章として、継承として存在するものが多く、
それらが現在の装飾品として古来の意味を変えて存在しています。
レムのジュエリーは古来のジュエリーのような意味を持つ存在であって欲しいと、
デザイナーが願いを込め製作しております。
できるだけ手作業での作成を心がけている理由でもあり、
存在に有機的な要素を求める結果でもあります。
自然への敬意を創造に繋げ、レムのジュエリーに落とし込まれています。